王都が陥落した日、なに不自由ない暮らしを甘受してきた姫アナスティアの人生は一変した。

両親が処刑される最中、命からがら脱出に成功した彼女は、しかし、魔法使いから悪趣味な呪いを受けてしまう。

落ち延びた先は、吹雪が吹き荒れる寒村。領主は依頼をこなすことを条件に、彼女の逃亡を手助けしてくれるという。

腹部に刻まれた淫らな呪い――「どんな種族の精でも妊娠する呪い」を受けた少女の運命は、果たして……？

本作はアナスティアとなって、寒村を舞台に、領主の依頼をこなすＲＰＧ風ＡＤＶ。

「領主の依頼」はストーリー上の目標だが、 本作のメインは、様々なシチュエーションでの容赦ない種付け凌辱。 

魅惑的な容姿を持つヒロインは、街を歩いているだけでも暴漢に襲われてしまう。

抵抗すれば、衛兵に捕まり凌辱。独房の中で囚人の慰み者――と事あるごとに、孕み頃の子宮へと子種を注ぎ込まれる。

また、本作ではレベルや戦闘パラメータなど、Ｈに関わらない余計な仕組みを排除。

随所で選べる「戦う」という選択肢自体も、その後に続くＨシチュエーションを彩るエッセンスの一部となっている。

呪いに蝕まれた身体は生理周期が高速化しており、プレイ時間１０分ほどで、生理→排卵→受精→妊娠→出産と進行。

プレイヤーは、逐一流れるメッセージで、アナスティアの身体の状態を知ることができる。

また、卵子や精子にも寿命があり、排卵時に精子が膣内にあることで受精する。という、細かいプロセスも再現。

これら状態は「持ち物」から確認でき、妊娠への熱意がヒシヒシと伝わる仕様となっている。

もちろん、出産描写も完備しつつ、 苦手な人はスキップ設定も可能 となっている。

また、設定ファイルを編集すれば、妊娠確率や時間など、細かく調整可能。全く孕まないようにすることもできる。

本作は力を入れる部分、入れない部分がハッキリしている作品でした。
例えば、本作のストーリーは最初と最後のみで、クエストもお使い的です。
一方で、生理周期、妊娠描写、断面図の性器の向き、ヒロインの臭い、Ｈアニメ・台詞バリエーションなど、こだわる部分はよく作り込まれています。

そのため、本作は「エロス＞ゲーム」「イベントやストーリーは重視しない」「すぐにＨシーンが見たい」という方に、オススメできる作品です。