ナイトテール

ナイトテール

さーくるくらすけ倉庫様より夢魔と戦う少女達の活躍を描くストーリー主導の長編HRPG「ナイトテール」をご紹介します。

もくじ

魅力的なキャラと興味を惹くストーリー

本作は夢の「楽園」へと連れ去られた人々を救うため、主人公・夜(よる)が「楽園の管理者」達に戦いを挑むお話です。

現実と夢とを行き来しながら人々を救い出すストーリーの途中からは、もう一人のヒロイン真白(ましろ)も登場し、二人の視点を切り替えながら物語は進行していきます。

ただ、比率は五分ではなく、ストーリーもHシーンも夜がメイン。真白さんはサブなので「俺はロリコンじゃねえ! 巨乳を出せ!」という方にはつらいかもです。

また、前作同様、小気味良いキャラ同士の掛け合いや、様々な謎が散りばめられたストーリーも興味深く魅力的。立ち絵のないモブキャラに至るまで、バックボーンが作られていたりと丁寧な作りも健在です。

ゲーム部分に関しても丁寧な誘導や配慮が多くされており、難易度も抑えめなため、HRPG初心者や普段ゲームを遊ばない人にも優しいタイトルです。反面、ゴリゴリのゲーマーにはゲーム部分は「ストーリーを盛り上げるためのフレーバー」くらいに感じるかもしれません。

本編と切り離されたHイベント

Hシーンは特定戦闘での敗北Hと、夢の深層で解決したサブイベントをトリガーに、現実世界でHイベントが発生します。

前作フランと罪人の島ではストーリーにHシーンが織り込まれる形でしたが、本作では本編とは分離されており、Hなイベントを見なくてもストーリーを進められます。

また、いずれのシーンもいつでも回収可能で、取り逃しの心配もありません。

メインとなる現実でのHシーンは、対象キャラの欲望レベルによって段階的に進行。お話を進めながらHイベントをつまむプレイでも、違和感なくに徐々に快楽に溺れていくヒロイン達を堪能できます。

欲望レベルを上げる「デザイア」は任意使用のため警戒するかもしれませんが、Hシーンの条件になっているだけで、特にデメリットはありません。

むしろ、あえて最大値にせずに進めていた私は、あるイベントが発生せずそこだけ二周する羽目になったので、特別こだわりがなければ逐一使っていく方が快適だと思います。

あとがき

今作も丁寧な作りで、キャラもお話も魅力的で堪能させていただきました。
全体的に明るい展開の多い本編に比して、Hイベントは凌辱中心。夢での活躍に調子づいた夜ちゃんが、文字通り現実を教え込まれる形となります。

基本は快楽系ですが、脅迫や薬、快楽で依存させたりと展開はハード。そのまま個別にバッドエンド分岐などもあり、こちらも堪能させていただきました。

今作はHイベントと本編ストーリーがある程度分離した構造となっているため、前作のアレがアノまま進行する(?)という感じはありませんが、そこは色々トレードオフになるので仕方のない部分かと思います。

また、ナイトテールを発売を記念して、前作フランと罪人の島が5月2日まで半額セールとなっています。こちらも似た趣向の作品となっていますので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。


販売サイト

公式サイト

くらすけ倉庫

フランと罪人の島
罪人を追う少女騎士の戦いを描くストーリー主導の長編HRPG。秀逸なキャラ造形と小気味良い掛け合いが楽しく、中盤以降の劇的な展開もプレイヤーを惹きつける。物語に織り込まれたHシーンが主体となるのが特徴で、欠落と矛盾を抱えた主人公がそれによって変化していく様が印象的。

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