とりあえずマナ様より、少女アリシアが母との再会のため奮闘するHADV「アリシア ~高潔と穢れの狭間で~」をご紹介します。
ストーリー
小さな漁村へ辿りついた少女は、親切な老夫婦に保護され、人並みの暮らしを手に入れる。
しかし、少女は母との再会を諦められずにいた。今も奴隷領で苦しむ母を救うため、アリシアの物語が動き出す。
本作は少女アリシアとなって、様々な人やモノと触れ合うことで、物語を進行させるマルチエンドADV。
アリシアはイベントを通して「高潔」と「穢れ」が変動。
これらは少女自身の行動内容にも影響を与え、その運命や結末をも変えていく。
綿密で膨大なイベント
モブキャラにも一人一人背景が作り込まれ、服装や持っている知識などに応じて、会話が何段階も変化する。
また、その辺の小物にも一つ一つイベントがあり、一々アリシアが反応を返してくれる。
反面、本作はとにかく会話を重ねる必要がある。
また、ストーリー進行はそれほど苦労しないが、イベント発生条件は複雑。普通にプレイして、全て見つけるのは困難だ。
付属の攻略テキストを見れば幾分か楽だが「とにかく、Hシーンを見たい!」という需要には、あまり合致しない。
ハードなHシーン
気をつけていれば、危険を感じ取って、安全に回避することは容易いだろう。
しかし、一度絡めとられてしまえば、いたいけな少女に過ぎないアリシアは、ただただ蹂躙されるのみとなってしまう。
本作のHシーンは、人を選ぶようなハードな凌辱が中心。
快楽表現もあるが、そのまま暴力に繋がることも多く、一部シーンでは欠損なども含む。
また、本作には回想がない。
入手できる 記録アイテムで見られるのはCGのみ で、いつでも見たい場合、セーブデータを取っておく必要がある。
あとがき
扉絵では薄幸極まったアリシアちゃんですが、平時は年相応に天真爛漫でいて、聡明な一面もあり、逆境にあって健気にがんばる姿に好感が持てます。
作品説明では短編となっていますが、会話比重が大きく、フラグ周りも難解なので、完全攻略する場合は じっくり遊ぶタイトル かと思います。
Hシーン趣向や回想周りの仕様など、人を選ぶ点はありますが、時間と興味のある方は、遊んでみてはいかがでしょうか。