本を耳で楽しむ「聴く読書」。オーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」がはじまり、しばらく経ちました。著者も今年初めくらいから、実際に利用していたので、その雑感や「お得な使い方」などをご紹介したいと思います。
もくじ
「Audible」VS「audiobook.jp」
Amazonと提携している巨大なオーディオブック配信サービス。
買い切りでは一冊1,500~4,000円と高価ですが、月額1,500円の会員になることで毎月1コインが付与。値段を問わず「1冊=1コイン」で交換できるため、 実質的には1冊1,500円 となります。
Audible日本上陸以前から存在する日本最大のオーディオブック配信サービス。
聴き放題月額750円と圧倒的にお得だが、聴き放題対象のラインナップは弱め。
元々ビジネス書籍などが中心だったので、エンタメ小説などの分野でも溝を開けられている印象でした。
結論としては両サービス一長一短。
聴きたい書籍に合わせて使い分けるのが良いでしょう。
ただ、複数サービスを使い分けるのも面倒なので、ラインナップに優れる「Audible」に軍配が上がりそうでしょうか。著者も「アニメ化ラノベの続き」を聴きたかったのもあって「Audible」を使っています。
「Audible」をお得に使う
「コインの追加購入」
一つ目は「コインの追加購入」です。
毎月コイン付与の他に、任意でコインを購入することができます。
コイン3枚で3,600円。 1コイン1,200円となり月額料金よりお得 となります。
「3か月割引プラン」
二つ目は 退会手続き中に発生する「3か月割引プラン」 です。
期間は3か月のみですが、会員費半額の750円と最もお得。恐らく1度しか使えない割引ですが、覚えておいて損はないでしょう。
ちなみに、退会はホーム > アカウントサービスの「退会手続きへ」から行えます。
退会後も買ったオーディオブックはちゃんと聴くことができますが、 未使用のコインは消えてしまう のでご注意ください。
「オーディオブックの返品」
また、オーディオブックは注文履歴から返品することができます。
コインも返却されるので「間違って買ってしまった」場合などに活用しましょう。
ただし、 レンタル感覚で聴く→返却を繰り返す使い方は禁止 されています。
あまりにも返品回数が多い場合など、返品に問い合わせが必要になるペナルティもあるそうなので、乱用しないようにしましょう。
オススメ作品
オーバーロード10 謀略の統治者
ゲーム類似の異世界へと転移した主人公が、圧倒的な力で世界を制覇していくライトノベル。
3期に渡ってアニメ化されており、その続きが気になっていたので、著者はこの巻から聴きはじめた。
ナレーターは当然アニメと違うが、演じ分けも上手く、 アニメから入った人でも違和感なく入り込める。 長いので分冊され前後編となっているが、合わせて14時間と大ボリュームなので満足度も高い。
幼女戦記 4 Dabit deus his quoque finem
世界大戦期をモチーフにした架空世界を舞台に、転生した主人公ターニャの戦いを描くライトノベル。
こちらもアニメ以降の話が気になったので、この巻から聴きはじめた。
本作はアニメ化にあたり、エンタメ寄りの改変省略が上手くされており 「アニメと同じノリ」を期待すると面食らうかも しれない。
原作は、はるかに硬派な軍記小説となっているが、それにも慣れ親しめれば楽しく聴ける一本となり得る。
淫靡な洞窟のその奥で
特異なスライムが、男を取り込み女を孕ませながら、じわじわ人間社会を蝕んでいくHなファンタジーノベル。
スライムは意志を持って活動するが、喋ったり人間になったり、愛に目覚めることもなく、あくまで怪物として振る舞い人間を蹂躙していく。そこに人間側の都合や事情が絡まって、ドラマが展開していく作り。
2巻以降に比べ1巻は短く単価も低いので、コインを使わず買うのも良い。
あとがき
実のところ、オーディオブックの紹介は主目的ではなかったのですが、書きたい記事の前提として説明が必要だったので、1つの記事としました。
私は主にライトノベルを聴いていますが、40万冊以上あるそうなので、色々聴いてみるのも面白いでしょう。ただ、残念ながら官能小説――中でも、キルタイム的な作品は数少ないため、次回そのあたりのお話を掘り下げてみたいと思います。
コメントありがとうございます。
私も目があまり強くないので、目を休めつつ聴けるのが魅力ですね。
KENZEN書は数が限られていますが、「淫靡な洞窟のその奥で」などのように少しは存在はしていますね。
プラットフォーム的にはアダルト需要が少し厳しい? かもなので、DLsiteさんなどでHなオーディオブックの流れが来れば、大きく成長しないかな~という思いもありますね。
私は乱視で遠視という活字に弱い人間なので、
読んでもらえるのは非情に魅力的です(・x・)
紹介されていた作品の中では特にKEN☆ZENそうな
「淫靡な洞窟のその奥で」が気になりました・・・!!
やっぱり学術書よりKEN☆ZEN書(
いつも年末は何かを読むのが習慣(?)なので、
今年は眼にも優しい本サービスを使っていようと思います(・ワ・)
今の内から読んで欲しい作品をピックアップしておかないと・・・