先月は先行体験版公開。クローズドテスト完了。広報準備完了まで進行しました。
今月はフィードバックを受けての修正・変更を行いつつ一般向け体験版配布を目指すこととなりそうです。
Ci-enの方にはいつも通り、画像多めで簡単な進捗です。
気になる方はチェックしてみてください。
ロケール設定忘れでゲームが超高速になる?
ゲームが超高速になる環境依存バグが見つかる
そのため、最初に「あるタイミングでゲームが超高速になる」というバグ報告を聞いた時は全く原因がわかりませんでした。一つ頭に浮かんだのは高速スキップキーの存在でしたが、どうもそうではなさそうです。
詳しく話を聞くとイベントで「長いウェイト」も併発するということで、イベント中の「ウェイト」と「ゲームスピード変更」でこのバグが発生していることがわかりました。
ロケールによる小数点の解釈違い
バグの共通点は「スクリプトの数値をパースするタイミング」。どうやら、数値の解釈が環境によって違うようです。
ここまでくれば同じ現象に遭遇した記事を簡単に探すことができます。結論はロケール設定による小数点の解釈違いでした。
スクリプトでは「@Wait 1.0 」のようにコンマ区切りで小数点を記述していましたが、EUの特定地域ではカンマを小数点として扱うため、一部のロケール設定では「@Wait 10」として解釈されてしまっていたのが原因でした。
ロケールを固定して解決
アプリ内のロケールが環境毎に変わることが原因なので、ロケールを固定しまうことで簡単に解決できます。具体的には――
System.Globalization.CultureInfo.CurrentCulture = new System.Globalization.CultureInfo(“en-us”);
――みたいな感じです。
自分の環境では再現が難しく、メインターゲットの日本人ユーザーからも指摘されないため、気がつきにくく見逃しがちなバグでした。今後、国際対応するようなアプリを作るなら気を付けていきたいところですね。
現在タスク
優先度の低いタスクは、オミットされる可能性があります。
一般向け体験版リリースまで
・淫魔窟 聖域の起動イベントが近づいただけで自動的に発生するように変更
・ゲーム起動時からボタンを連打?押しっぱなし?するとStoryの決定キーが検知しないことがある不具合修正
・罠にかかりやすいよう修正
・三角木馬の被拘束時視点移動を修正
・被拘束状態以外でもスタミナゲージが最大でない場合は常に表示する実装
・TIPS表示の実装
・ゲームオーバー部屋を実際のゲーム中にも追加
・ダンジョン構造の見直し
・自由会話追加
・制圧時の武器損耗を無効化
・ネリーの素手攻撃一撃目がその場で攻撃するため、走りながら攻撃すると少し後ろに下がる
・ドロシー投擲を改善
・特定オブジェクトを回避動作でも破壊できるように変更
・タルバリエーションの追加
・開錠の奇石の範囲を狭く設定
・奇石を効果毎に色分けを行う
・ナレーション・聖域ボイス組み込み
・一般向け体験版を公開
製品リリースまで
・ケイトが1ゲーム中に2回以上出現する不具合修正
・アルムの攻撃に大きな隙を追加
・***で視点移動すると迷子になる問題の修正
・****戦の床が見づらい問題を修正
・****戦からの遷移時に味方が行方不明になる不具合修正
・翻訳用の資料作成・発注
・リリース
発売後でも良い
・チャレンジ
・カスタムデータ